社会の反対側を少し覗いてしまった  ~あるパートナーのつぶやき~

「ソフィーの世界」を読んだとき、
「マトリックス」を観たとき、
自分の生きているこの世界が《真実の世界ではない》のではないかという、
衝撃的な問いかけをされた。

それでも、
そうは言っても、
自分のいるこの世界は、
自分が見て、感じているそのままで、
それが真実だと思っていた。

ある日、きまぐれに、
開けたことのない扉を開いてみた。
扉の向こうには、
違う世界ではなく、
同じ世界の
知らなかった部分が広がっていた。

日本の中だけでも、こんなに知らない世界があったなんて… 言葉にならない。

…知らなかった。
日本の難民受け入れ率が1%にも満たないということを。
家族がいるのに施設で暮らさなければならない子供たちがこんなにいることを。
LGBTということで生きにくくしている人がこれだけいるということを。
毎年生まれる新生児の2割近い数の命が毎年中絶されているという事実を。
メンタル、介護、障害、育児…さまざまな理由で就労弱者がこんなにも働きにくい社会だということを。
世界の食糧支援量と同じくらいの量が日本だけで廃棄されているということを。
母国語をもてない子供たちがこんなに増えているということを。

挙げていったらきりがない。

どれも、自分には直接関係ないかもしれない。
関わらなくても生きていけるかもしれない。

でも、知ってしまった。

それぞれの問題に、
果敢に立ち向かっている人たちがいる。
個人で、団体で、みんなで。
自分が当事者だという人もいれば、
そうでない人もいる。

「何があなたをそこまで駆り立てるのか?」
思わず聞いてしまう。

「知ってしまったから」
「自分がやらないで誰がやる、と思ってしまったから」
「自然とやっていた」

なんでそんなことができてしまうんだろう?

なんでそこまでできるんだろう?

ただただ、頭が下がる。

 

自分に問いかける。
お前も知ってしまったじゃないか。
お前はどうするんだ?
そのまま、のほほんと生きていくのか?
知らなかったこととして生きていけるのか?
「自分には何もできないから」
なんて、言い訳だとわかっているはず。

偽善だと言われようと、
自己満足だと言われようと、
何もしないよりマシだ。

一歩前へ。

みんなが一緒に動いたら、
明日の世界が変わるかもしれない。