特定非営利活動法人メタノイア

「世界につながる子どもと社会をつなぐ」ため、子どもの日本語教室を全国に広げます。

NPO法人メタノイアは、難民・移民などの背景で外国にルーツをもつ子どもたちが日本で言葉を学び、人とつながるための日本語教室を、東京都・埼玉県の計７か所とオンラインで展開しています。

現在、日本語が分からないことでため学校の勉強につまずく外国ルーツの子どもは全国に約 58,000人いるとされ、その数は過去10年右肩上がりに増えています。

その子どもたちは、中学卒業後に1割が高校進学を諦め、高校に入れたとしても卒業後の非正規雇用率が40%近くに上ります。日本語学習支援が行き届かないことにより学習が滞り、結果として次世代を担う子どもたちの自己実現を妨げています。

日本語能力の不足だけではない複合的な課題もあります。難民であるがゆえの在留資格の不安定さ、貧困、見た目の違いによるいじめ、発達障害やひとり親世帯の課題、そしてたくさんの問題を抱えていても、地域コミュニティから孤立していて、誰に相談したら良いかわからない、助けを求められないという問題です。

世界中にルーツをもつ子ども一人ひとりが日本語や他のあらゆる壁をこえて自由に生きていける仕組みをつくることで、子どもたち自身と、私たち皆が今よりもっと幸せに生きていける未来を実現したいと願っています。