木賃アパートの改修を通じ、つながりを育むまち・社会を実現する

 

本プロジェクトは60年代から80年代に都市の急激な人口増加に対応するため建てられた、木造賃貸アパートを対象としています。

70年代、東京では都民の4分の1にあたる60万世帯がこうしたアパートの住人だったと言われています。しかし現在、老朽化、収益性の低下、前近代的機能の点から、木賃アパートはその役割を見直す時がきています。しかし、多くが個人の所有であるため、建て替えや大規模改修のための資金調達も困難であり、更に法規上の課題も多く抱えています。周辺地域の中で木賃アパートは、決して良好的な環境を形成しているとは言えません。

そのため、抜本的な対処策が期待されています。また、 以前の主な住人であった若者は、プライバシーやセキュリティーなどの価値観の変化から 80年代以降大量に供給された ワンルームマンションやワンルームアパートに住むようになり、木賃アパートの空室率は上がるばかりです。

モクチン企画は、木造賃貸アパート(木賃アパート)を重要な社会資源と捉え、再生のための様々な実践をすることを目的に活動しています。

アパート単体は誰かの所有物であり、都市スケールで考えればとても小さな「点」 ですが、数の多さ(量)で捉えたとき、木賃アパートはまちの風景に影響を及ぼすだけの社会的インパクトがあります。モクチン企画は住み手・貸し手・作り手の創造的な関係性をネットワーク/コミュニティとして構築し、「モクチンレシピ」というデザインツールを公開し提供することで、木賃アパートの再生を展開していきます。

木賃アパートの再生を通して、豊かな生活環境と都市空間を実現していくことが、私たちのミッションです。

 

代表者 連 勇太朗
SVP東京による
サポートの内容
他NPOとの提携支援/会員システムの見直し/財務・会計・人事に関する支援など
URL http://www.mokuchin.jp/